マウンテンパーカー

2013/03/29
通勤時に、ジャケットの上から羽織れる雨具兼コートみたいなウェアはないかな?と思って会社の近所の山道具屋を廻ってみたら、ありました。ICI石井スポーツ(登山本店)で、タラスブルバのゴアテックスマウンテンパーカーが50%引き。聞けば、タラスブルバのブランドは、アパレル関連から撤退とのことで在庫処分のようだ。結構昔からのブランドでそれなりに見かけたように思えたが、いろんな非登山系のブランドに押されてしまったのだろうか?
最近のアウター類に比べて 着丈が長く、丁度良いサイズなので購入することにした。色はオリーブグリーンとレンガ色が残っていたが、グリーンを選択。

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雨の時に着てみたが、表地の防水は結構部分的でしっかり濡れてしまうところが結構ある。さすがにゴアテックスのおかげで中まではしみないのだが。。
防水スプレーで処理するつもり。

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2019/06/02 

考えてみれば、購入から随分時間が経っている。

通勤時や、バイク運転時に、雨具として、防寒着として随分働いてくれたものだ。

まだまだ現役で使えるが、表地がザック等と擦れると、黒い汚れに見えてしまうのが、ちょっと難点。。袖口のベルクロの裏も同様。。

そろそろ梅雨の季節。。ちょっと、着丈の長めの雨具でも探してみようか。。

 2020/02/12

WEBでマウンテンパーカーを探していたら、Foxfire の Rydal というジャケットが殆ど同じデザインに見える。(TARAS BOULVA も Foxfire も日本メーカーのブランドだし、可能性はあると思う)だとすると、インナーレイヤーも取り付けられる可能性もあるかもしれない。明日にでも会社の近所の石井スポーツ辺りで確認してみようと思う。

2020/02/18

神田のさかいやで、Foxfire の Rydal ジャケット購入。「運命の一着」コーナーというのがあって、残り一着になって売れ残っていると、このコーナーに出るらしい。税込み¥20000弱で超ラッキー。いろいろ見比べてみると、面白い。

 

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色は、ほぼ同じ。

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写真ではわかりにくいが、TARAS は、裏地も共色、共生地。Foxfire は、やや厚手のグレー系の別生地。

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袖口のストッパーが、ベルクロからボタンに。ベルクロの下地は生地が薄くて擦れでかなり早くから黒くなってしまい、汚れのように見えていたので、この変更は◎。

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TARASのポケットは、なぜか片側ボタンで、しかも蓋につまみ部分がついているので、そこが折れ返ってしまっていたので、シンプルなポケットへの変更も◎。

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TARASのほうは、裏が共生地なだけあって、内ポケットが下部に2つ。Foxfireは、別生地のせいか、これはできなかったみたいだ。

FoxfireのプランナーがTARASのユーザーで、気になるところを改造したのではないかとも思える、面白い買い物になりました。

TARASのほうは、汚れと擦れのどちらが原因かわからないが、だいぶ黒ずみが増えてしまったので、まずは久しぶりの洗濯をしてみる予定。



 

ゴロー ワークブーツ

2014/11/16

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休日出勤が少し早く終わったので、神保町乗り換え、都営三田線経由で千石のゴローへ。ワークブーツが一点だけあるというので、2階へ。サイズはちょうど26.5。履いてみてもぴったり。つま先も十分な硬さ。ついでに、足の計測をしてもらう。長さは殆ど一緒だが、甲の高さが左足が高く、左の踝も外に出ているとのこと。又、踵もやや出ているそうだ。
足を計測してもらっただけで、左足にけがしたことがあることを言い当てられる。ややビックリ且つ感心。。新しく作ると1月末との事なので、現品を購入できないか聞いてみたらOKだったので、決定。その場で当たりそうな部分を修正してくれて、磨きもしてくれて、お持ち帰り。ちなみに、スイス製の革との事。

2014/12/13
ゴロー再訪。防水ワックスと靴ブラシを購入。

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バイクに乗る時は勿論、通勤時も使用中。寒いうちは、普通のビジネス用靴下と薄手のスポーツ靴下の二枚履き、暖かくなってきてからは、ビジネス用靴下のみで使用中。やはり、本物の皮のせいか、意外と夏が過ごしやすい。
靴紐は、色々試行錯誤した結果、一番上のフックだけ逆使いをして、一番上と2番目のフックの間で結んでいる。今のところ、快適に使用中。


2017/10/02
靴の紐がだいぶ傷んできていたので購入へ。神保町のさかいやのシューズ店できいてみたらワークブーツ系の靴紐はおいていないということで隣のマルミ靴店を紹介された。マルミ靴店さんは、街の靴屋さんといった感じだが、中は結構広くて品揃えも豊富で REDWINGのブーツもおいてあった。靴紐の現物を見せて相談したらREDWINGの ものを勧められたので、120cmのものを購入。

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家に戻って元の靴紐の長さを測ってみたら、150cm近くあって、左右の長さも違っていた。


2017/10/03
新しい靴紐をゴローのブーツにつけてみる。やや短かったかも。。まあ、許容範囲かな?バイク用だし、あまり長くても危ないから。。


2017/10/30
踵がかなり減ってきてしまっていたので、神保町の交差点の近くのRiat!という靴修理と鍵作りの店に修理に出すことに。以前、ゴローで聞いたら、踵以外は減っていないので街の修理屋さんで踵だけ直して貰ったら と言われたもので。

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こちらはbefore

 

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こちらがafter
購入が2014/11 なので、あと2年くらいしたらソール張替えかな?

 

2018/10/05
9月末の尾瀬山行で、靴を脱ごうとした時に、左足のベロが半分近く裂けてしまった。確かに、バイクで4時間、歩きで3時間、表面は濡れっぱなしだったし、裏側まで濡れていたし、靴紐は濡れて滑らなかったし、悪条件が重なったということか?で、巣鴨のゴローに持ち込み、修理。当て革をして、裂けた部分を縫い合わせるしかないとのこと。ベロの取り換えは無理とのこと。
2018/10/12
修理上がりのブーツを受け取りに。

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直した部分 --表側

 

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直した部分 --裏側

 

で、購入から約4年経った 2018/10 現在の状態。

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7年ぶりにグローブ購入

 2015/08/25

会社の帰りにクシタニ江東店へ。閉店ギリギリの時間だったが間に合った。EXスタンダードグローブを購入。

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何せ、今まで使っていたのは、7年前のバイク納車当日に慌てて百円ショップで購入した極薄のメッシュの布製グローブ + ゴルフ用の極薄の皮手袋。ま、これはこれで小銭も掴めたし、便利ではあったのだが。。あまりにもボロボロに。。

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考えてみれば、雨の日も、冬の日も、よくこれで通したものだとは思うが、保温も何もないわけで結構指がつったりしていて、そろそろ新しくするか。。ということで購入に至った次第。

後日、使用を開始したのだが、やはり指はつる。。やはり、加齢が主原因か??

カントリージーンズ

バイクに乗っていて一番厄介なのが、雨。特に下半身のプロテクト。雨が降り出した時に、道端にバイクを止めて、上着はすぐ羽織れるからいいけど、ズボンの方はそうも行かない。

で、苦労して雨具の上下を着こんだら、雨がすぐ上がったりして。。ってよくありそうな。。で、なんとかこの状況を改善しようということで目をつけたのが、クシタニのカントリージーンズ。

と言うことで、
2012/06/08
クシタニ世田谷店訪問。カントリージーンズの試着をしてみる。ちょっと重たいけどいい感じ。
2012/06/22
意を決して、会社の帰りに再訪。EX−413Nを購入。¥48,300也。結構なお値段。頑張って元をとらないと。。購入と同時に裾上げもお願いすることに。。
2012/07/02
実際はもっと早く連絡もらっていたのだけれど、都合がつかず、この日に引き取りに。

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家に帰って、家の中で履いてみると、やっぱり床掃除状態。もう少し短くしても平気なように思える。
2012/08/18
丁度バイクの整備で、YSPまでの往復に着用。途中で軽く雨に降られたが、全然平気。
2012/08/26
クシタニ再訪。再度裾上げをお願いする。替えのズボンも用意されていて、20分くらいで終了。
2012/09/27〜09/29
尾瀬へバイク山行。断熱と透湿の具合が丁度良い具合なのか、行き帰りのバイクも尾瀬での山歩きも極めて快適。
2012/10〜
ほぼ毎日、会社に履いていく。
適当に温度と湿度の調節をしてくれて、実に快適。考えてみると、夏でも、山歩きでも、そんなに汗をかいた記憶がない。あと、ズボンの皺とか折り目とかを気にしなくて良いのは、本当に気が楽だ。
快適すぎて、いつ洗濯する気になるのかが心配。
2013〜
上着の裾と擦れるせいか、太腿のあたりのテカリがやや目立つようになってきた。
2013/06/06
意を決して初回の洗濯。専用リキッドソープも購入。洗濯してみると、多少テカリも消えて、結構いい感じに。
2013/09/28〜09/30
恒例の尾瀬山行。もちろん、カントリージーンズ着用。
2014/09/27〜09/29
恒例の尾瀬山行。もちろん、カントリージーンズ着用。
2014/10/02
染め直しを依頼しにクシタニへ
2014/11/27
染め直し終了とのことで、クシタニへ。¥11820。家に持ち帰って履いてみたら。。ん?! 右足が通らない。。裏返して調べてみると、裏地の付け方が間違っていた。
2014/12/02
裏地の付け間違いを直しにクシタニへ。すぐ直してくれたけど、あってはならない話。次回からはちゃんと試着してから受け取ることにしよう。
2015/08/12
八王子YSPまで。途中でゲリラ豪雨に見舞われて、到着時には、見た目びしょ濡れ。。でも、中は全然平気で、表もタオルで拭いたら、元通り。あとは、着干しで問題なし。
2015/08/16
さすがに洗濯。洗面台で浸け置き後、普通に洗濯機を回して仕上がり。元通りに。。今さらながら、たいしたものだと思う。
2015/09/26〜2015/09/28
尾瀬山行。ちょっと岩っぽい道だと裏地が付いて行かず、重さを感じることが多少あったが、それ以外は快適だった。泥で多少汚れても濡れ雑巾で汚れを落とすだけで、結局そのまま通勤着に。
2016/03/02
やや尾籠な話ではあるのだが、小用を足した時にどうしても雫が一定の場所についてしまうようで、その部分が変質・硬化してしまい、穴が開いて来てしまった。これは修理に出すしかないようだ。それまでのつなぎとして、日暮里のEDWINで Wildfire を購入。¥9720。

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2016/03/04
クシタニ世田谷店で、修理を依頼。
2016/03/24
修理完了との連絡。約¥2000 とのこと。
2016/03/26
クシタニ世田谷店にて受け取り。殆ど違和感なく仕上がってきた。

2018/11/30
会社の帰りにクシタニ江東店へ。穴も空いてきたので、前側のテカテカ部分の張替えを依頼。納期約1ヵ月半、費用は約2万。どのような仕上がりになるのか楽しみ。ちなみに、beforeは、



2019/01/05
クシタニ江東店からTEL。費用は税別で¥26,000 とのこと。予定よりかかってしまった。01/06 の週に出来上がりとのこと。どんな風になっているのやら。裏地とかは?
2019/02/01
結局、出来上がりが1月の最終週になってしまい、本日受け取りに。
after はこちら。

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張替え部分は、バックスキンみたいな感じで、結構浮いている感じ。見ようによっては、ジャージの上に短パンを履いているように見える。

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まあ、履いて馴染ませるしかないか?

次は、裏地を修復の予定。。生地さえ調達できれば、何とか自分でできそうな気がするのだが。。

 

 

 

バイクで尾瀬へ 2010

6月半ばに尾瀬を歩いて来ました。


山支度と言えば、靴とザックぐらいでしょうか?


持って行った靴は、30年近く前に購入したGalibier の Super Guide RD 。

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当時は山屋の垂涎のまと的な存在の有名な靴でした。当時正価60,000円で、新宿の好日山荘(大ガードからちょっと北にいったところにありましたが、多分今はもうないでしょう-->あとで調べたらまだありました。でも当時の看板は「サンコージツ」だったような気がします。)で24,000円で購入したものです。(訂正です。上記の正価60,000円というのは勘違いで、正価38,000円が正しかったようです。正価60,000円は、同じGalibierでも、冬季用のMakaluという高所用2重靴だったようです。最近見つけた昭和54年のヤマケイ別冊登山用具百科で、判明しました。)

尾瀬に行く前に、大宮の石井スポーツに持って行って、拡幅ができないか聞いてみたのですが、革製の靴の場合、年月が経つとどうしても長さと幅の両方とも縮むとのことで、幅は拡げられても長さはもとには戻らないとのこと。しょうがないので、今回が最後のご奉公のつもりで、そのまま持っていくことにしました。

もう一足、普段履いているミズノのランニングシューズもザックに入れて持っていきました。(アッパーはメッシュで、防水性は皆無です)

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ザックは,これも30年近く前のChouinard CH-112という結構大型のザックです。

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最近WEBで調べてみたら、今のPatagonia の前身だったのですね。

(これも訂正です。Chouinardのブランドで、日本のクロスター産業という会社がOEM生産していたようです。)

これに家の生ゴミ用の自治体指定の45リットルのポリ袋を二つ。荷物はポリ袋の中に収納してパッキング。(もともとザックの防水性は信用していないし、ザックカバーを購入する必要もなくなるので。。)

このザックですが、結構丈が長く、バイクに乗って背負っていくのにはシートに重さをかけれるのでぴったしでした。

ザック最下部の茶色の部分は、荷室とウエストベルト兼用になっていて、今回はこの部分にランニングシューズを入れていきました。


あと、同じように 30年近く前の山道具で持って行ったのは、雨具です。

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その時代のゴアテックスの上下ですが、ブランドは、「シャモア」だったと思います。確か、当時で20,000円位はしたような記憶があります。(購入するのにかなりの決心が必要でした。)縫い目には定期的にシーラントを塗る必要があり、サボると縫い目から水が入ってきてしまったのを記憶しています。


今回の尾瀬は、6月13日(日曜日)出発の3泊4日で 

1日目 : バイクで尾瀬戸倉のロッジ長蔵まで。その晩はロッジ長蔵宿泊

2日目 : 鳩待峠から山の鼻、竜宮経由、下田代十字路の第二長蔵小屋まで

3日目 : 第二長蔵小屋から白砂、沼尻経由 尾瀬沼長蔵小屋まで

4日目 : 尾瀬沼長蔵小屋から三平峠、大清水経由 尾瀬戸倉ロッジ長蔵。そこからバイクで自宅へ

という行程でした。

 

1日目(2010年6月13日)

2010年の6月13日、自宅を出発したのは、朝の9時過ぎだったと思います。国道16号で川越まで行き、川越インターから関越道に乗りました。最初の高坂SAで最初の休憩と給油。バイクの駐車スペースに駐車すると、数台のバイクが次々到着。BMWが3台とDUCATI が1台。。いずれも多少年配のライダー。。(皆さん、大型で操り切れるのかしら? と、要らぬ心配。。)

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小休止のあと、スタンドで給油。。(ちょっと、やらかしてしまいました)給油は、問題なく終了したのですが、いざエンジンをかけようと思ったら、かからない。バイクを脇に寄せて落ち着いてキック。。かからない。。。かれこれ30分近く格闘してました。(スタンドのお兄さんに手伝ってもらって、押し掛けまで試しました。。)

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いい加減疲れ果てて何の気なしにハンドルを見ると、なんと KILLスイッチがOFFになっているじゃないですか?(>_<;)   ONに戻して、キック一発。。あっけなく始動。。。後から考えてみました。。なんでKILLスイッチがOFFになったんだろう?? 多分、スタンドで右側から給油していたので、ホースか、袖で スイッチを引っ掛けたようです。

途中、赤城高原SAで休憩。

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10分ほどで、沼田インターから出て、一路尾瀬方面に向かいます。

途中、コンビニで休憩。

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戸倉への到着が中途半端な時間になってしまったので、戸倉の蕎麦屋で遅い昼食。

戸倉からちょっと鳩待峠方面に上ったところで、今夜のお宿の「ロッジ長蔵」に到着。

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尾瀬戸倉ロッジ長蔵に到着すると、お風呂をすすめてくれました。昨年2009年に新しい公共の温泉ができたそうで、送迎していただけるとのこと。尾瀬ぷらり館というところなのですが、東京電力の資本のようで、結構きれいで気持ちよかったです。暑い中でののバイクツーリングの疲れをしっかり癒すことができました。その日の晩は、雨模様ということで、バイクには持参したバイクカバーをしっかりかけておきました。


そう言えば、食事のあとで休憩室にあった写真集の中に自分が撮って送ったものを発見しました。約30年前の写真(私はその当時長蔵小屋でアルバイトをしていました)なので、ロッジ長蔵の皆さんたちと大盛り上がりしました。


2日目(2010年6月14日)

朝から結構雨が降っていました。

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尾瀬戸倉から鳩待峠までのバスをロッジから予約してもらっておいたら、くだりのバスがあるので乗って行ったらとのこと。

ちょっと慌ただしく出発して尾瀬戸倉まで。。


尾瀬戸倉から鳩待峠へのバスは昔と違って方々の施設に寄っていくようになっていて、最終的にはほぼ満席という状態になっていました。鳩待峠に到着した時点では、結構しっかり雨が降っていて先が思いやられましたが、一服した後出発。 

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昔、通いなれた道でしたが、20分も歩くとすぐに靴が当たるようになってしまい、山の鼻につくころには、踵にけっこう重症の豆ができてしまいました。

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事前に履きならすこともせず、ぶっつけ本番で久しぶりに履いたため、靴ひもの締め具合が今一つしっくりせず、踵が靴の中で浮いてしまって豆ができてしまったようです。事前の準備の必要性を実感しました。

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山の鼻までくればあとは木道をポクポク歩くだけです。山の鼻を11時ころ出発、竜宮まで2時間くらいかけて、超ゆっくりのペースで歩きました。あっちで休み、こっちで写真を撮り・・という感じです。曇り空で雨は降っていないのですが、周りの山は至仏も鶏鶴も頂上は見えません。

 

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尾瀬ヶ原の向こうには上半身が雲で隠れた燧ヶ岳が見えています。

 

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新しいきれいな木道が続きます。

 

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牛首のあたりです。
晴れていて風がないと、地塘に「逆さ燧」が見えます。

 

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形のよい 水芭蕉が あちこちに見受けられます。

 

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下ノ大堀です。
尾瀬ヶ原では一二を争う有名な撮影ポイントです。晴れていれば、至仏山をバックに水芭蕉という構図が決まります。

 

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竜宮小屋で昼飯という事で山菜そばを頂きました。竜宮小屋を13:30に出発。

 

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竜宮小屋から見晴に向かって少し行くと、群馬県福島県の県境になります。(竜宮側:群馬県、見晴側:福島県

 

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見晴(下田代十字路)の山小屋群を見ながら歩を進めます。

 

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竜宮小屋から見晴地区までは、30分くらいで着きました。

 

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宿泊予定の第二長蔵小屋は、一番奥の左側です。やっと、到着です。

懐かしい。。

建物自体は、私の働いていた30年前と殆ど換わっていません。 

 


宿に荷物を置くと、すぐに三条の滝に向かいました。もちろん、靴は持って行ったランニングシューズにはきかえ、これ以上ないというくらいの速足で三条の滝を目指しました。


下田代十字路を北に温泉小屋方面に急ぎます。温泉小屋から平滑の滝までは、殆どが木道で、まだまだ楽でした。

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平滑の滝を過ぎると、かなりの悪い道になります。上り下りはもちろん、ぬかるんだところも多々あります。でも、水の多い尾瀬では、水音に癒される気がします。

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そうこうする内に、ようやく標識が現れます。

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ここから三条ノ滝方面に向かうと、木々の間から轟音とともに滝の一部が見えてきます。

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最後に展望台への鎖つきの階段(というよりも梯子)を降りると、三条ノ滝の展望台です。

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結構山道もあったので、かなりの時間がかかり目的地に着いたのは15時40分くらいでした。

季節的にも水量の多い時期とあって、堂々たる滝でした。

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かなりの達成感と感動がありました。

 

小屋の夕食が17時過ぎからということもあり、あまりゆっくりもしていられず、16時には帰路に着きました。

帰りも同様の速足でしたが、さすがに途中の温泉小屋では一服しました。

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木道の脇には、形の良い小ぶりの水芭蕉が気分を和ませてくれます。

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17時には第二長蔵小屋に帰りつくことができました。


この往復の間、出会ったのは女性2人のみで、しかも私のあとから滝に向って行ったので時間が平気なのか心配になるほどでした。


小屋の夕食を取った後、昔からあった弥四郎小屋の本格コーヒーを飲みに行きました。

ご主人はおられなかったのですが、奥様とお話をすることができました。多分、昔お会いした時は殆ど新婚だったようなお話でした。


宿に戻り、例によって時間で区切られたお風呂に入って、その晩は眠りにつきました。


3日目(2010年6月15日)。

翌朝、6時頃には目が覚めて小屋の廻りを散歩。昔と同じ景色に妙に感動。

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天気は曇りですが、これもまた落ち着いた雰囲気で、好きです。

向いの原の小屋の奥さんが病気とかで営業していないのがちょっとさみしい感じでした。

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今日の行程は沼の長蔵小屋までなので、のんびりできます。

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足のマメがひどい状況だったのですが、一応革靴の方を履いて出発。

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白砂湿原に出るまでの登り道が意外と荒れていたので、泥よけという意味では結構正解でした。でも久しぶりの登り道は意外とキツく感じました。途中で年配の集団(多分ガイドが一人ついていたような)に追いつかれたり離したりしながらの道程でした。

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ところどころに、まだ雪が残っています。

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空は晴れてきました。

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白砂峠到着。

 

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白砂峠から、最後の岩だらけの急な下りを降りきると、白砂湿原です。

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水芭蕉の群生が出迎えてくれます。

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白砂湿原に出ると、残りはもうわずかです。

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左手に燧ケ岳の上部が見えてきます。

木道を右折すると、沼尻の休憩所です。

ここで食べたドーナツは疲れた体に美味しかったです。

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沼尻休憩所からの景色は、何かリラックスさせてくる景色で、落ち着きます。

 

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沼尻からもうひと頑張り。尾瀬沼畔の長蔵小屋に向けて出発です。

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尾瀬ヶ原より標高が高いせいもあり、水芭蕉の群生がそこかしこに見られます。

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右手に尾瀬沼を見ながら小高い丘を越えると、沼山峠からの木道に合流します。

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すぐに、沼畔の長蔵小屋が見えてきます。

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昼前後は天気も良かったので、小屋を通り越して三平下まで足を伸ばしてみました。雲は多いながらも頂上まで見えている燧ヶ岳を右手に見ながら歩いて行きました。道すがら写真を撮ったりしながらのんびりと散策です。

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やはり尾瀬ヶ原より標高が高いせいか、まだ形の良い水芭蕉がそこここに見受けられました。また、この時期(6月半ば)桜が咲いているのですね。ちょっと驚きました。

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三平下の山小屋と休憩所です。

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折り返して、長蔵小屋に戻ります。

 

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夕食が5時頃で、それから風呂に入って、夕暮れ時の景色を眺めて...とのんびりしている内に雨が降ってきてしまいました。床に入る頃には本降りになってしまいました。明日の下山が思いやられます。
三平峠ルートは結構時間がかかりそうなので、朝食はおにぎりを頼んでおきました。


4日目(2010年6月16日)

朝04:30に起床。
しばらく悩みましたがランニングシューズで行く事にしました。05:30 暗い中、かなりの雨の中を出発です。
傘をさす気はしないので、帽子をかぶりました。

三平下、06:00。三平峠、06:30。ここで尾瀬ともお別れです。あとは、結構荒れた道あり、木道あり、階段あり、のバラエティに富んだ結構歩きにくい道でした。途中ですれちがったのは5組位でしょうか?ようやく一の瀬の休憩所に着いたのが 07:15。

持って行った雨具が殆ど防水できておらず、下着までビッチョリ。2~3分も休んでいると震えが来るほどでした。おにぎりを頬張りながら出発。大清水に着いたのが 08:15頃 でした。

この間、カメラを取り出す気にもならない本降りでしたので、下山時の写真はありません。


売店は09:00からのようで、どこも開いていません。そのうち、びしょ濡れになった体が冷えてしまい、震えが来るようになってしまいました。たまたま近くに身障者用のトイレがあったので、場所を借りて下着から全て着替える事ができ、やっと人心地をつく事ができました。そうこうしている内に、売店も開き暖を取る事もできました。

驚いた事に、つい先程まであれほど降りしきっていた雨が止み、空は一面の青空になっています。

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売店で暖かいコーヒーを飲み、何気なしに壁の掛時計をみると、自分の腕時計と時刻が違っています。なんと、腕時計のほうは水が入ってしまったようで、止まっていました。
気がついて良かったです。もう少し気づくのが遅かったら戸倉行きのバスをミスってしまうところでしたから。


戸倉行きのバスに乗って、20分くらいで戸倉に着きました。そこからバイクの置いてあるロッジ長蔵までは歩きです。1/3位いったところのバス停で一休みしていたら、切符売場のおばさんから声がかかり、「どこまで行くの?」。「ロッジ長蔵まで」と答えると、「もうすぐバスくるから乗っていったら?」とのこと。田舎特有の鷹揚さでのお誘いなので、お言葉に甘える事にしました。結局、そこから5分もかからずに到着。

少し休んでそろそろ出発するつもりで出発前にかけておいたバイクカバーを取ってみたら、なんと、ヘルメットの中側に水が溜まっていました。どうやら、バイクカバーの切れ目から侵入したもののようです。急いで水を取り出しありったけの乾いた布(衣類も含めて)で水気を吸い取り、何とかかぶれるような状態になったところで、11時過ぎに出発。

帰りは、金精道路で丸沼高原まで行って、昔のアルバイトの時の小屋主が始めたペンションを訪問して、挨拶。

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その後、どちらから帰るか迷った末、沼田から関越自動車道で 赤城高原SA -> 高坂SA -> 川越IC 経由で、夕方6時過ぎに 無事帰宅しました。

 

2010年の尾瀬バイク旅は、以上です。

 

リターンライダー誕生

2007年7月初旬、ちょっとした臨時収入があったもので、女房に「バイク買っていいかな?」とダメモトで聞いてみたところ、意外にも「好きにすれば」との返事。それでは、。。ということで気の変わらないうちに行動に移したのでした。
今を去ること、約30年まえ、30歳すぎの独身時代にバイクに乗っていたのですが、その後 結婚、子育て。。と重要なイベントに押しやられて、当時もっていたバイクも手放してしまっていたのでした。
まずは、プロローグということで、

 

前史

車歴は、たったの3台です。

1台目はホンダのCB250RS-Zでした。

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単気筒の軽量・スリムなバイクで乗りやすかったのを覚えています。当時の住居の近くのバイク屋で購入したのですが、引き取りに行った日に、バイク屋のオヤジさんが、ヘッドランプのところに貼っていた値段の紙をはがし忘れてくれて、家に帰りついてから、周り中にバイクの値段を宣伝しまくっていたことに気が付いて一人で苦笑いしていたのを覚えています。

2台目がヤマハのSR400でした。

 

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1982年型の限定スポークホイール仕様で、ハンドルとシートが当時のSR500と一緒という、ちょっと変わったモデルでした。1979年にスポークホイール仕様で発売されたSR400/500がすぐにキャストホイール仕様のSR400SP/500SPのみになってしまったので、ユーザからスポーク仕様の復活が望まれて誕生したモデルでした。事故を1回と盗難も1回経験しています。盗難されたときは幸いにも見つかって警察から連絡があり引き取りに行ったのですが、クラッチレバーが折れてしまっており、家に帰ってくるまで、殆どクラッチを使わずにシフトして運転してきたような記憶があります。

3台目は、殆どSRと同時期に所有していたのですが、ホンダのトライアルバイクのTLR200です。

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中古で買ったのですが、バイク屋さんがリヤスプロケットを大きいものに交換してくれて、それこそ歩くのより遅いくらいのスピードから走れました。家の近所の多摩川の土手でトライアルの真似事をしたり、階段を登ったり、家の前の道路で8の字走行したり、スタンディングスティルの練習をしたり、とにかく汗をかくバイクでした。

 

当時はすでに就職もしており、「独身貴族」(この言い方自体が古いですが。。)であったので、結構趣味にお金をつぎ込んでいました。バイクに関しては、結構なブランド物を揃えていました。
GPAのヘルメット

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青色のG1というモデル(フルフェイス)を所有していました。当時は結構流行っていて、シールドもオリジナルより硬くて傷のつきにくい物が販売されていたほどです。さすがに、10年位で経年変化のためかインナーがグサグサになってしまい、廃棄。その後は、SHOEIの紺のジェットヘルにコンペシールドを使用していました。


Krauserのパニアケース

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容量25リットルの Starlet というモデルを所有していました。当時の価格で、ケースが¥45,000、ブラケットが¥15,000 、上野のコミネオートセンターで購入しました。取り付け具合になにか不具合があって、当時和光市にあった「モトコ」に持ち込んだような記憶があるのですが、定かではありません。このケースは、今でもバリバリの現役です。


rukkaの雨具

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当時、かなり高級な部類だったワンピースの雨具です。rukka はフィンランドのブランドで、材質は多分ゴム引きのナイロンではないかと思います。もともとヨット用のウェアのメーカだったと聞いた記憶があります。とにかく濡れません。当時中央高速で河口湖から東京まで3時間くらい雨の中を走ったことがあったのですが、全然濡れませんでした。たたんでしまっておくと、ゴムの匂いが強烈なのがちょっときついですが、この装備もいまだに現役です。色は銀と濃いグレーでなかなかシックだと思います。当時のGPライダーの Barry Sheene のサイン入りのモデルです。


コロナのタンクバッグ

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当時は、タンクバッグといえばコロナしかありませんでした。現在はもうメーカー自体がないようですが、タンクに傷がつくのを嫌って、最後までマグネット式を使わずにバックル式の製品で押し通したとの話です。たしかに、マグネット式は気をつけないとタンクに細かい傷をつけるように思います。帆布製ですので、30年近く経った今では、全体がべたつく感じになってしまい、残念ながら使えず、廃棄しました。 


MARCHALのヘッドランプ

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Krauserのパニアケースと並んで、もう一つのバイク側の装備です。例のネコのマークが真ん中に入っている表面のガラスがストンとフラットになっているヘッドランプです。このランプは廃棄した記憶はないのですが見つかりません。(なので、ロゴだけです)もし見つかれば再び装備したいアイテムではあります。タンクバッグのコロナと同様に今はブランド自体が存在しないのですね。当時は、ハロゲンランプと言ったら、CIBIE か MARCHAL というくらいに流行っていたのに。ちなみに、ハンドルネームのMARCHALは、ここからです。(フランス語だと、「元帥」の意味ですが、そこまで偉くありません)


GOTOのブーツ

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後藤商店というバイク用品屋さんのブランドですが、これも今は無くなっているようです。ふくらはぎの半分くらいまでの丈がある、オンロードブーツです。SR400のキックにちょうどいい硬さのソールと、つま先のプロテクションがちょうどいい感じで、手放せません。後ろ側にファスナーがある点(内側だとバイクに傷がつきやすい)が気に入っています。(今のブーツは意外とない)以前、編上げの靴は、ひもがペダルに引っ掛かって怖い思いをしたので、履く気がしません。
今も現役で使っていますが、防水性は残念ながら皆無なのが不満なところです。


コミネの冬用キルティングつなぎ

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当時は、冬も結構バイク通勤等していましたので、防寒用に購入しました。NARVAというブランドでした。背広をきたうえから、このつなぎを着て、バイクで通勤していました。内側はキルティングになっていて、寒いと感じた記憶はあまりありません。この手の化学繊維系のものは、残念ながら時間がたつと使えなくなってしまうようです。キルティング部分の中綿を抑えている糸が切れてしまって、中綿がなかで寄ってしまっており、廃棄せざるを得ませんでした。


クシタニの革つなぎ

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最後の大物を忘れていました。クシタニの革つなぎです。サーキット走行でもしてみようかな?というノリでクシタニの桜新町店で約¥100,000 で購入しました。つなぎといってもセパレートになるやつで、色は上がグレーで下が紺という結構渋めのものでした。これは、つい先日袖を通してみましたが、残念ながら革がだいぶ縮んでしまったのと、体が太くなってしまったので、全然入りませんでした。再び着れるようになるためには、10キロ以上の減量が必要なようです。(実質無理です)当時は、革つなぎはきつめに着るものという風潮で、サイズは L を選んでしまっていたのが悔やまれます。せめてLLであれば、何とかなったのではないかと思います。たしか、LLのほうに、色も気に入ったのがなかったのだと思います。


バイク選びと、お店探しと

さて、本題に戻って、今回のバイクですが、最近のバイクで乗ってみたいなとおもえるようなものは見当たらず、最初からSR400にきめていました。なんといっても、30年近く前に乗っていたバイクと同じモデルが新車でかえるのですから。。これって、本当にスゴいことだと思います。
まずは、店を探すところからちょっと悩みました。家の近所には仕事の帰りに寄れるようなところにバイクショップは皆無で、もしあったとしても9時10時までOPENしているような店はないだろうということで、結局勤務先の近くで探すことにしました。ちょうど、勤務先からバスで10分ほどのところにYSP八王子があったので、見に行ってみることにしました。
2007年の8月6日月曜日、会社を定時で出て、北八王子のYSP八王子を訪問してみました。バイクショップに入るのは20年ぶり位です。
店長の高橋さんが相手をしてくれたのですが、予算¥500,000くらいでSR400がほしいという当方のリクエストに対して、あまりお勧めできる中古がないとのことで、新車を勧めてくれました。諸費用とか任意保険とかの金額をいろいろ聞いて店を出るころには、ほぼお勧めどおりに新車のSR400購入の線で心が決まっていたようです。店内においてあったYA1カラー(タンクの塗り分けがマルーンと白のアレです。)のSR400になんとなくビビッと来ていた感じもありますが。。
あと、こちらのお店は、バイクガレージということで、短期のバイク預かり業務もやっていて、結構手頃な価格でバイクを預かってくれる点も気に入りました。
その週の金曜日、8月10日に再度YSP八王子を訪問。YA1カラーのSR400を注文してしまいました。


納車まで、うきうき、そわそわ

一番忙しく、また楽しい時期でした。
バイク代金の支払手配のために色々な銀行手続、ナンバー取得のための住民票の取得等の事務的な手続を超特急ですまし、いそいそと用品の調達を開始しました。
8月18日土曜日、上野バイク街まで、ヘルメットを買いに出かけました。
バイク本体の方でちょっと予算オーバーだったので、極力コストを抑えなければならないこともあり、またスッキリしたデザインのジェットヘルがないこともあり、結局「昔ながらのジェットヘル+コンペシールド」というスタイルにしました。
自分用にアライのS70、同乗者用としてショウエイのSR、シールドはSWANS で、全部で¥27000 ですみました。古めのモデルなので色は両方ともシルバーしかありませんでした。できれば青あるいは紺のものが欲しかったのですが、。。。
それにしても、上野に外国製のヘルメットが殆ど見当たらなかったのには、ちょっと驚きました。。。80年代であれば、BELL、AGV、GPA、KIWI、NOLAN、Porsche Design等々の海外物がむしろ主役だったのを思い起こすと、時代の移り変わりを感じてしまいます。
ヘルメットを購入して自宅に帰ったあと、物置を整理していたら、バイクカバーが見つかりました。。。捨てずに取ってあったようです。。。別段ほころびも無いようなので、即、現役復帰と決定しました。

8月20日、月曜日の朝、変な夢を見ました。SRを取り回していて、コケそうになった夢。この頃は夢を見るくらいにホントにウキウキしていました。あと、バイクのミッションって 1down-4up だっけ? 1up-4down だっけ?というところで妙に悩んでしまいました。意外と感覚でしか覚えていないものです。いずれにせよ、乗り始めたら慎重に。。という事ですね。


8月23日 水曜日、仕事の帰りに作業着屋さんで青の布ツナギを購入。昔風に言うといわゆるナッパ服です。もともと通勤にバイクを使うつもりだったので普通の格好の上から着るつもりです。ちょっと失敗しました。後で気がついたのですが、襟がスタンドではなく普通のものを買ってしまいました。風でパタパタパタパタ、すごく気になります。以前も同じようなものを持っていたのですが、破れてしまい廃棄してしまいました。

 

8月25日 土曜日、いよいよ納車日。朝からそわそわ。10時頃に家を出て八王子に着くのが大体12時頃。腹ごしらえをしてイザと言う時に、あれ?手袋がないや!と言う事に気がつきました。慌てて近所にあった100円ショップで超薄いメッシュの手袋を購入。バスで10分ほどでYSP八王子です。


ジャーン!僕のバイクです。YA-1カラーのSR400が待っていました。あれこれ手続きをして2時頃に店を出発。即、スタンドで給油。エンジンがかかるかどうか心配だったけど、何とかクリア。しばらくして、駐車用のロックを受け取った記憶がないのに気がついてYSPに逆戻り。ちょっと道に迷いましたが無事に戻ってロックを受け取り再出発したのが3時頃。ほんの30分くらいでしたが、意外とスムースに乗れていました。ちゃんと体が覚えているんですね。20年以上たっていても。気を取り直して家までのロングドライブ。結局、家に帰りついたのが5時過ぎでした。さすがに久しぶりのバイクの操縦で、左手はやや指がつり気味でした。
家での保管場所ですが、玄関脇の太い木にワンちゃんよろしく繋いでおこうかと思っていたのですが、バイクを見にきたテニス仲間たちの「綺麗じゃない。外じゃかわいそう。」という御意見で車の脇に止めておける事になりました。


次の月曜日、8月27日には「ものは試し」という事で、会社まで通勤してみました。朝の6時半頃に家を出て、八王子のYSPについたのが9時半前。途中で休憩はしましたが、約3時間。片道65kmの長旅でした。YSPにバイクを置かせてもらってバスで会社まで。バイクの事を気にしないでいられるのが助かります。


次の週の日曜日 9月2日には仕事の応援で成田空港近くまでいって来ました。片道98kmで3時間。行きは休憩1回。帰りはノンストップでした。3時間近くノンストップは、さすがにちょっとやりすぎかもしれません。ちょっと身体全体がだるくなっていました。やはり、1時間半に1回くらいの休憩がいいペースのようです。


KRAUSERのパニアケース

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納車時の興奮も一段落して、その週の土曜日9月8日、ずうっと20年近くしまってとってあったkrauserのパニアケースの取り付けに取り掛かりました。取り付け用のアタッチメントをバイクに当ててみると、何処か変です。
あれれ?!よくよく見てみると、アタッチメントの上側のステーは問題ないのですが、下側がうまく合いません。


作業をやめて調べて見ました。
82年モデルの写真と2007年モデルの写真をよくよく見てみると、ライダー用のステップは途中バックステップになったりしましたが、結局同じ位置に戻っています。ところが、タンデムライダー用のステップ(ピリオンステップ)は明らかに位置が違っています。もともとこのアタッチメントの下側のステーはピリオンステップの付け根に固定する様になっていたので合う訳がありません。
さて、どうするか?悩んでしまいました。


解決策はふたつ。
現状のピリオンステップを以前の場所に動かすか?あるいは、モトコに持ち込んで下側のステーだけでも直してもらうか?
ピリオンステップについては、WEBで調べたら¥17,000程で昔の場所に戻すキットが販売されてました。


大分悩みましたが、まずは、モトコに話を聞いてみようという事にしました。仲々スケジュールが合わず、モトコを訪問できたのは9月の20日過ぎでした。
実を言うと、1回行きかけたのですが、途中で何かの拍子でエンストをやらかしてしまい、エンジンをかけるのに1時間くらい四苦八苦した事もありました。現在のモデルはエンジンが温まってからのエンストはものすごくかかりづらいという事を身をもって体験しました。この時はプラグを外してしばらくおいておく事で何とか復活できました。
結局モトコを訪問できたのは、9月の22日でした。大型のザックに取付アタッチメント一式を入れて訪問しました。


相手をしていただいたのが本橋さんご本人、往年(60年代)のGPライダーです。
当方の持ち込んだkrauserの取付アタッチメント、それから持ち歩いていたrukkaの雨具を懐かしがっておられました。お話によると、金属製のアタッチメントはkrauserの中でも初期のものだそうで結構早い時期に強化プラスチック製になってしまったとのことでした。プラスチック製の場合、ここまで長持ちしてくれたかどうか?肝心の費用ですが、¥20,000という事で落ち着きました。パニアケース本体を宅急便で送る事を約束して店を出ました。
パニアケース本体はすぐ翌日コンビニから宅急便で送りました。

9月28日、作業の終了したバイクを引き取りに行きました。バイク本体の下部の黒系のマッシブな部分とマッチしてすごく似合ってます。錆びていたパーツにはメッキもし直してくれていて、新品同様の佇まいでした。モトコのお客さんからもカッコいいとの評判だったそうです。現在のK1Classicはちょっと丸みを帯びすぎですから。
帰りは意気揚々というかルンルンというか、そんな感じで帰宅しました。

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これにて、一連のマイバイクの購入とマイ仕様へのカスタマイズのお話は終了です。